FC2ブログ

光害

ここ数年、急速に夜空が明るくなっていると感じる。
原因はいくつか考えられるが、
・LEDの高光量かつ低電力消費により新たに照明として設置される件数が増えた
・公共事業の性格の変化
・景気回復
等ではないかと思っている。
一昔前の光害と言えば、パチンコ屋かラブホテルのサーチライトが筆頭であった。しかし、各地でサーチライト等の条例による規制が進み、最近ではほとんどそのようなものを見る事は無くなった。しかし、代わって増えてきた強烈な光害源は「運動公園」である。

上の写真は前にも紹介した常総運動公園の例であるが、ここ最近はこのようなナイター設備が非常に強力な光害源となってきている。パチンコ屋、ラブホテルは風紀上よくないイメージがあるため、その広告塔であるサーチライトも反対の声を上げやすかったのだが、運動公園のナイター設備は一定の支持層がいることが始末が悪い。公共事業と言うと「箱モノ」と言われて無駄の象徴のように批判されていたものが、最近はそういう一定の支持層がいる運動公園などの建設にシフトしているように思う。つくば市周辺で天体撮影の邪魔だと思っている光害源には、セキショウスタジアム、第1常陸野運動公園、つくば国際大学東風高校等がある。

つくばの平塚線を研究学園の方に車を走らせると、夜中でもやたらと明るい自動車ディーラーが昨年からオープンした。
20171204BMWsk2k.jpg
この写真はブログ「研究学園の生活」さんからお借りしたものである。該当記事は
http://sciencecity.tsukuba.ch/e313343.html
http://sciencecity.tsukuba.ch/e313397.html
ここは株式会社モトーレンレピオつくば支店というBMWの正規ディーラーのようだ。私は営業時間中に明かりを点けるなという気は全くないのだが(それにしても光量は落として欲しい)、あろうことか一晩中この眩しい照明を点けているのである。

さて、なぜ今回このような記事を書こうと思ったかというと、先日の週末に山梨の方に富士山を入れた星景写真を撮影しに行ったのである。天気がそれほど良くなくて写真の方はダメだったのだが、撮影した写真はこんな風になってしまった。
DSC0090.jpg
スバルライン5合目から上空に向けて強烈な光が…。以前撮影した写真では5合目の光は写ってはいたものの、これほどひどい状態ではなかった。昔、富士山自体をライトアップしようなどという馬鹿なことを言っていた人がいたようだが、それが中止になってホッとしてたのもつかの間である。恐らく、富士山の北側から狙おうとすると、どこのポイントでも影響があると思われる。登山客がいる夏の間だけとは思うのだが、夜の富士山を撮影している人にとっては死活問題だろう。因みに、この光害源は富士急雲上閣であろうという情報を得ている。
スポンサーサイト



line

余計なお世話

つくばに引っ越してきた際にそれまで使っていたガスコンロが使えなくなったため、新しいガスコンロを購入した。もうかれこれ15年前のことである。これが最近非常に調子が悪く、火がなかなか点かない、弱火にするとすぐ消えるなどの症状が出ていた。なので、前から気になっていたリンナイのVamo.を購入することにした。

img_order02.png
(写真はリンナイのホームページより引用)
これは4000kcalの熱量が得られるという触れ込みの奴なのである。少々値が張ったが、この火力は期待通りだった。チャーハンも野菜炒めもこれまでよりかなりおいしくできるようになった。

しかし、なのである。
どうやら最近のガスコンロは「Siセンサー」なるものを付けていないと販売できなくなっているらしい。Siセンサーとは、鍋などの温度が一定以上に上がらないように自動的に火力を抑えるためのセンサーで、Vamo.の場合は通常は250℃、高温炒めモードの時は290℃で作動するらしい。以前のガスコンロの場合は、この規制が入る前だったので、左側の強火力バーナーの方はその機能は付いていなかった。これはいらぬお節介という奴だ。確かに火を点けているのを忘れて空焚き状態になっても火を止めてくれるのはありがたいが、炒め物をする場合にはガスコンロから離れるという事はまず考えられない。時間制限付きで完全解除ができても良いと思うのだが。そもそもこのセンサー部分がフライパンの底に当たって、フライパンを振るとガシガシ当たってうるさいのだ。こういう余計なお世話的な機能が最近の家電には溢れているようにも思う。少し前も洗濯機が蓋を閉めないと回らないとかにものすごく頭に来た。

しかし、文句ばかり言っていても始まらないので、この邪魔なSiセンサーを何とかすることにした。
PB140016.jpg
この真中から飛び出している奴がSiセンサーの温度検知部分である。

検索サイトで「Siセンサー 解除」などのワードでググると、関連ページが出るわ出るわ。やはりみんな思っていることは同じようだ。それらの方法は凡そ次の二つの方法に集約されるようだ。
 ・センサーからの電線を切断し、センサーの代わりに1kΩ程度の抵抗をダミーで挿入する
 ・センサープローブを引っ込める、もしくは取り付け位置から外して離しておく
私の場合、そもそも温度検知以前にこのプローブが邪魔なので、下の方法を試みた。

PB140001.jpg
裏側から見たもの。センサーからの電線が伸びている。その横のネジを外せばセンサー部分が取り外せるかと思ってネジを取ってみたが、まだどこかで押さえられているようで外れなかった。
しかし、ここであることに気が付いた。この電線を下に引っ張るとセンサーの頭が引っ込むのである。であれば、この電線を下げたまま固定できないか考えてみた。最終的に取った方法は…

PB140002.jpg
根元で結び目を作って元に戻らないようにした(笑)
この電線はカプラーで判定回路に繋がっているので、それを一旦外して結び目を作った。

PB140004.jpg
良い具合である。試してみると中華鍋の底も当たらず、大成功である。
line

ハイエイタス

今、NHKスペシャルでは「巨大災害」というのをやっている。土曜日は「異常気象 ”暴走”する大気と海洋の大循環」というタイトルで、海水温の異常がもたらす災害について取り上げていた。

この番組の中で、ここ十数年で気温の上昇が止まっていることを取り上げ、その原因として、深層700m以深の海水温がここ10年ほど上昇していて、それが気温が上昇しなくなった時期と一致しており、ここにエネルギーが貯め込まれているため気温が上昇していないのだという説明をしていた。この気温上昇が停滞していることを「ハイエイタス(hiatus)」と呼ぶ。
なんか最近どこかで見たような気がして少し調べたら、今年のJGL No.3で東大のW先生がまさにこのことを書いていた。(東大のプレスリリースはこちら

research_0718_fig_1.jpg
これは上記プレスリリースにある図2である。一目でわかるように、21世紀に入り実際の気温は気候モデルから推測される気温の範囲を大きく逸脱してきている。IPCCはこれらモデルと実際の気温の推移が「合っている」ことがCO2温暖化原因説の証拠だとしていたから、今は如何にしてこの綻びを繕うか必死になっている方々が大勢いるようだ。

で、このW先生はモデルの初期値をごにょごにょいじってみたら、気温がこのように停滞する結果が出せましたとおっしゃっていて、なので「モデルは間違っていなかった」という結論に辿り着こうとされております。そもそもこのモデルという奴こそ、実際の気温に合うようにパラメータをごにょごにょやって来た結果なのですけどね。。。しかも、青と赤の実線は「モデル計算から導き出された気温の予想」なのですが、なんとそれは「全部のモデルの平均値」。なにか計測の誤差がある場合には平均すると真値に近付くというのはありますが、手法の違いでばらついている結果を平均しても真値に近付く保証なんて一切ありません。

research_0718_fig_3.jpg
この図は、プレスリリースの図3。「ごにょごにょいじってなんか合うなー」というモデルとパラメータから導き出された海面水温の偏差が左。右は実際の観測値である。「ほーら似てますね」という事なのだが。このパターンは南米の西海岸沖で海水温が低く、西太平洋赤道付近で水温が高いいわゆる「ラニーニャ」のパターンである。これとは別にPDOという熱帯太平洋と高緯度太平洋での水温偏差パターンで、赤道地方が水温の低いPDO値が負の様相を呈している。W先生はこのPDOが負の状態こそ気温の上昇を停滞させ、深い海での水温を上昇させている原因だと述べている。

Warming.jpg
この図は1920年以降のPDO値の推移であるが、PDOの振動は大体60年を周期として正と負が入れ替わっている。2005年あたりからは負の周期に入ったようにも見える。確かに過去のPDO値が負の時には気温の上昇が止まっていたようであるし、ここ10年くらいの気温上昇の停滞もそれで説明できるかも知れない。とすれば、後30年くらいは気温上昇の停滞が続く可能性がある。そうなればもうモデル計算の誤差の「想定の範囲内」などという言い訳は通用せず、モデルの再考が必要となって来るのは必定である。それに気温の上昇はPDOこそその主因ではないのか?という疑問も出てくる。過去のPDO負の時期にも深海の水温は上昇したのか? それを明らかにしない事には深海が熱を蓄積しているから気温が上昇しないという事の証明にはならない(それでも証明は完ぺきではないが)。また、IPCCのモデルでは、気温が上がると海水に蓄積できる熱量が小さくなるというのだが、現在の状況はむしろ逆で、最近になってそれが大きくなったという事にしないと辻褄が合わない。

これまで声高らかにCO2温暖化主因説を主張してきた手前、なかなか自分のやってきたことが「間違っていた」と認めたくない気持ちもわかるが、ここは是非視野狭窄に陥らないよう研究を進めてもらいたいものである。
line

ものは言いよう


米国海洋大気庁(NOAA)は、2013年の年平均気温は1880年の観測以来4番目の高さになったという発表を行った。
NASAの調査によるとこれとは違い7番目という事で、これは恐らく使用しているデータの違いとか、平均処理の方法の違いなんだろうと思うが、いずれにせよ、その順位と言うのは微妙な差しかないような気がする。

下の図はNASAが公表している年平均気温の推移と、月平均気温の推移である。

Fig_A2.gif

Fig_C.gif

これまでの100年で最も高い気温を出しているのはここ十数年なので、1998年以降4番目とか7番目という言い方でも別に問題無いわけだが、「ここ16年間で4番目(7番目)」ではインパクトは無いどころか、逆にNASAのデータを使って「16年間で7番目」では「たいしたことないんじゃね?」となってしまうだろう。
line

猪瀬知事バッシングは目くらまし?

昨今、猪瀬東京都知事に関する話題がマスコミを独占している。

内容的にはこれほど大騒ぎをする問題ではないように思うが、これは国民の視線を何かからそらすために意図的にどこからか情報リークがなされているような気がする。タイミング的には特定秘密保護法案から目を逸らさせるために行われたと考えるのがもっともしっくりくる。あるいは多くの国民が知らない別の何かが裏で密かに進行しているのかもしれない。こういう時こそ、広い視野を持って政府のやることを注意深く観察していく必要があるように思う。マスコミにそのようなことを期待しても無駄なのだから。
line
line

line
プロフィール

夜行虫

Author:夜行虫
夜行虫とは天体撮影等、夜に出歩くのが多いことから名づけました。夜光虫の誤変換ではありません。海に潜ったり温泉浸かったりも趣味です。

line
最近の記事
line
最近のコメント
line
最近のトラックバック
line
月別アーカイブ
line
カテゴリー
line
ブログ内検索
line
RSSフィード
line
リンク
line
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

line
sub_line