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永遠の0を観る

映画の1000円鑑賞券の期限が切れそうだったので、「永遠の0」で使ってきました。

ちょうど風立ちぬをやっていた頃に盛んに宣伝していて、零戦関連で2匹目の泥鰌を狙おうという魂胆なのか?と思っていましたが、実際に映画を観てみると零戦にはほとんどスポットライトをあてておらず、宮部久蔵という男がどのように生きてそして死んでいったのかを明らかにしていくという映画でした。

監督はあのSpace Battleship YAMATOを制作した山崎貴ですから、軍事関係の映画をこの人にやらせちゃダメなんじゃないの?と思っていましたが、あれは戦争アクション映画ではありませんでした。

司法浪人をしている男とその姉が、祖母の葬儀にて、今祖父と呼んでいる人物は実の祖父ではなく祖母の再婚相手で、実の祖父は戦争で死んだのだと聞かされます。そして二人は、その死んだ祖父、宮部久蔵について調べていきます。宮部久蔵は天才的な技量を持っていたパイロットだったのですが、なぜか当時の彼を知る人物は口をそろえて「あいつは臆病者だった」と言ってきます。しかし、彼と親交が深かった人物から詳しい話を聞くうちに、臆病者と思われていたのは、妻と生まれたばかりの娘を残しては死ねないという一心から出ていた「生への執着心」がそう思わせていたのだとわかります。また彼は、特攻については否定的な考えを持っていて、その彼がなぜ自ら特攻に志願して死んでいったのか…? ネタバレになりますのでここでは書きませんが、少々意外な結末に辿り着きます。

全体的に多少盛り上がりには欠けると思いますが、中程度の面白さと中程度の感動はあるかも知れません。私の祖父も戦争で死んでおりまして、フィリピン近海の海の底に今も(多分)沈んでおります。祖父の足取りを辿ってみたいとか、祖父の乗っていた船が空襲を受けた場所に行ってみたいとか私も思う事がありますので、なんとなく映画のストーリーには共感できるものがありました。

宮部久蔵が配属になった一航戦の赤城は割と良い感じに描けていたと思います。しかし、赤城が立てる曳波とか、魚雷の着水の水しぶきとかのCGが全然ダメ。やはりこの監督、CG関係の詰めが甘いと思うのであります。

赤城と言えば、最近艦隊これくしょん(艦これ)が流行っているようで、私も暇な時に遊んでいます。結構軍事に詳しい人が製作に参加しているようで、時々ニヤリとしてしまうセリフを艦娘(かんむす)が吐いてくれたりします。例えば、重巡「利根」なのですが、新しく自分の手元にこの艦娘が来た時に「私に任せておけば索敵は完璧だな」(記憶を頼りに書いていますので言い回しは違うかも)と大きなことを言ってくれるのですが、ミッドウェー海戦にて利根の索敵機発進が故障で遅れたことがこの海戦の敗因の一つとして言われています(注)。で、この艦娘を戦闘に連れ出した時に敵から攻撃を受けると、「馬鹿な!カタパルトが不調だと?」と史実通りのセリフを吐いてくれます。 それから、永遠の0でも出て来た赤城ですが、爆弾から魚雷に装備転換をしている時に敵の攻撃を受けますが、赤城の見張り員の「敵機直上!急降下!」は「永遠の0」でも艦これでも出て来ますね。また、日本陸軍の作った輸送用潜水艦「まるゆ」まで艦これに登場するのは驚きです。ちょっと前まではかなりのマニアしか知らなかったでしょうが、その存在が広く知られるようになったのは艦これのお蔭ですね。まだ私は「まるゆ」をゲットしてはいませんが…

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「烈風? いえ、知らない娘ですね」 …の声をやっている人は初音ミクの中の人でした

(注)
やっぱり勝てない?太平洋戦争―日本海軍は本当に強かったのか」によれば、もしスケジュール通りに利根の4号偵察機が飛んでいたとしたら、逆に敵艦隊とは遭遇することはできず、もっとひどい結果になったのではないかと言う事でした。

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ものは言いよう


米国海洋大気庁(NOAA)は、2013年の年平均気温は1880年の観測以来4番目の高さになったという発表を行った。
NASAの調査によるとこれとは違い7番目という事で、これは恐らく使用しているデータの違いとか、平均処理の方法の違いなんだろうと思うが、いずれにせよ、その順位と言うのは微妙な差しかないような気がする。

下の図はNASAが公表している年平均気温の推移と、月平均気温の推移である。

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これまでの100年で最も高い気温を出しているのはここ十数年なので、1998年以降4番目とか7番目という言い方でも別に問題無いわけだが、「ここ16年間で4番目(7番目)」ではインパクトは無いどころか、逆にNASAのデータを使って「16年間で7番目」では「たいしたことないんじゃね?」となってしまうだろう。
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鉄塔常磐線(後篇)

今回調査での車中泊のベースにしていたのは、河原子海岸の北駐車場。
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ここは「湯楽の里日立店」のすぐ下になります。湯楽の里の露天風呂は眼前に太平洋が広がり、風呂の中で腰掛けながら景色を眺めることが出来る、なかなか素晴らしいところです。私はかなり気に入っています。

ここの少し北には、「常北線」側から分岐した北多賀線が通っています。
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写真は北多賀線5号鉄塔で、右手前方向から左手前方向に鋭角に折れ曲がり、北多賀変電所に至ります。

その先の鉄塔は何となく古さを感じさせます。
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「鮎川線」昭和14年3月建設。戦前の鉄塔です。こういう歴史ある鉄塔を見つけると嬉しくなってしまいます。

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鮎川線3号鉄塔。腕木が1段多いのは何故でしょう?
鮎川線は途中で化成桜川線などを分岐して、日立の多賀工場に入って行きました。

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43号鉄塔では助川線と交差します。高さ60m。

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大雄院にて38号鉄塔常北線側から白銀線が地中に立ち下がります。白銀線は一旦地中埋設になり、ケーブルで道路を跨いですぐ隣の工場に行っているようです。更に37号鉄塔のやはり常北線側から日立山手線が、36号鉄塔常磐線側から日鉱ニッケル線がそれぞれ分岐していきます。写真は左が常磐線37号鉄塔、右が日立山手線1号鉄塔。日立山手線は鉄塔2基で日立山手工場に入ります。昭和37年9月建設。

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28号鉄塔で常北線側より日立山崎線が分岐していきます。日立山崎線は鉄塔17基で日立化成の工場に行っていて、その先は日立セメント線と言う地中埋設の送電線になっていました。

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小木津線を常北線側から分岐する常磐線25号鉄塔。高さは71mあります。

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小木津線の終点は小木津変電所でのこんなマスト型の鉄塔。この先「電線日高線」に名前が変わり、鉄塔1基を介して日立電線に繋がっています。

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13号鉄塔の常磐線側から豊浦線が分岐します。豊浦線は鉄塔4基で日立電線の工場に直結しています。

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常磐線3号鉄塔。後を走っているのは北茨城線と勿来線(4回線鉄塔)。

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常磐変電所直前の2号鉄塔。

オマケ
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日立電線の構内に建っていた実験用(?)鉄塔。
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小田のどんど焼き

正月飾りを燃やそうと思い、それならばどんど焼きという事で近所の小田地区で行われるどんど焼きに行ってきました。

場所は、つくば市小田にある小田城跡の広場。

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すでに結構な数のお飾りが集まっていますね。やぐらの一番てっぺんには達磨が。

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16時から主催者の方の挨拶や、県議会、市議会議員さん達の挨拶が始まり、つづいて近くの日枝神社の宮司さんにより祝詞が奏上されました。

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16時半頃に子供たちによって着火された火は瞬く間に全体に燃え広がりました。

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20m位離れないと顔が熱くて火の方に向いていられません。

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100円で2個入ったお餅を買い、ドリルで穴を空けてもらって笹竹の先端に装着します。どんど焼きの火で焼いたお餅を食べると、今年1年無病息災で過ごせると言います。

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火の中に入れると笹竹が燃えてしまうし、かと言って離していると全然焼けないので加減が難しいです。しかも顔熱いし。

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我がお餅の焼け具合やいかに・・・

1個目のお餅は中がまだ焼けていませんでした。2個目のお餅はうまい具合に焼けました。

「今年も花火はありません」ということでしたが、再来年の平成28年のどんど焼きでは花火をやるぞと宣言していました。小田城跡の整備が今行われていて、それが2年後には完成するのだそうです。
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鉄塔常磐線(前篇)

ずっと彗星の追っかけで忙しかったため、鉄塔の方はずいぶんとご無沙汰でした。
今回は、割と歴史のある「常磐線」を辿ってみます。

常磐線は、併架されている常北線とともに、常磐変電所から茨城変電所までを結んでいます。恐らく、昔は北茨城線、勿来線とひと繋がりの送電線だったのだと思います。日立を中心とした鉱工業地帯に電力を供給するため、かなり古い時代から送電線が建設されていました。残念ながら当時の鉄塔はすべて立替えられています。

今回は、老番側から若番側に辿って行く事にします。

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常磐線と常北線はほとんどすべてを4回線鉄塔として、上段を常磐線、下段を常北線という構成になっています。上の写真は茨城変電所に繋がる直前の2回線鉄塔2基です。左が常北線、右が常磐線で、共に107号鉄塔です。

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常磐線は、茨城変電所を出るとほどなくして、原研那珂研究所の敷地内に入って行き、枝線を常磐線側から分岐します。その少し先で彩雲とのコラボです。

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臨界事故を起こしたJCOを過ぎると、再び常磐線側からJR白方線を分岐します。JR白方線はJR常磐線の線路脇の変電所に至ります。昭和60年建設のようです。

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やがて久慈川を越えて行きますが、河川敷に建っている鉄塔の足元は、こんな感じにコンクリートでかさ上げされています。上を通る送電線は275kVの東海原子力線です。

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東海原子力線の足元もやはりかさ上げです。

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久慈川を越える所の鉄塔はかなり高さがあります。

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久慈川を渡りしばらく行くと、73号鉄塔でやはり常磐線側から真弓線を分岐します。左に出ていくのが真弓線。このように、常北線側から分岐することはほとんどありません。

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真弓線はポンジュースの工場に送電しているほか、アズマックス線と名前を変えてアズマックスの工場に送電しています。


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真弓線を分岐すると、常磐線は日立の山の中に入って行きます。

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常磐線65号鉄塔で、やはり常磐線側から多賀線を分岐します。多賀線は多賀変電所で大みか線となり、大みか変電所に至ります。

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分岐鉄塔は大みか線16号鉄塔。この後、日立臨海線、日立大みか線と名前を変えて日立大みか工場に至ります。

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日立臨海線1号鉄塔。

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日立大みか線1号鉄塔。

後篇に続きます。
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新春星見行

今年の年末年始は本当は小笠原でダイビング三昧の予定でした。

8月にナショナルランドにおがさわら丸の乗船券手配を頼んだのですが、発売当日の夜になって「手配できませんでした」という連絡がありました。キャンセル待ちに入るというのもあるかも知れませんが、それまで宿を押さえているのも迷惑がかかると思ったので諦めました。

ということで、温泉に行ったり星見に行ったりして暇を潰している訳です。

今回は大晦日から3晩の予定で出かけていました。当初は三株山でやる計画でしたが、現地に行ってみると雪が積もって地面がぐちゃぐちゃでした。車で奥の方まで入って行って、あやうくぬかるみを脱出できなくなる所でした。折角年末に綺麗にした車が泥だらけ。結局、その近所の鹿角平で実施することになりました。

最初の晩ははじめ結構雲が多くて、その後は霧がかかるという展開でした。牧場はすべて雪で覆われていましたが、そこに発生した霧とで不思議な景色が醸し出されていました。気温はマイナス5度。霧は車や望遠鏡に付着すると霜となり、真っ白になってしまいました。一応、高度の高い空は霧の影響も少ないので撮影をしていますが、あまり良い結果とはなりませんでした。

大晦日ですので、年越しそばを晩飯とします。

あくる日は元日。朝ご飯はもちろんお雑煮。ユニフレームのマルチロースターでお餅を焼いて、そばつゆの残りで作った汁で具は三つ葉、なると。何か足りないと思ったら椎茸を入れ忘れていました(買ってあったのに)。

2日目の晩は最初風が強かったものの後からはそれも収まり、かなり良いコンディションでした。

まず、消滅してしまったと言われるアイソン彗星の方にカメラを向けます。
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冷却CCDで総露出18分。2x2ビンニングでの撮影ですが、やはり写っていないようです。17等位までの恒星がこの写真では確認できるのですが、それでも写らないということで、本当に消えてしまったというのを認めざるをえないですね。

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Astrometricaで写真の位置合わせをしてアイソン彗星が居るべきところを表示させてみました。下の写真は上の写真の22分後の撮影です。赤の四角の場所に本来ならいる筈だったのですが。(最初にupしていた位置は軌道要素が古かったようですので今回差し替えました)

バラ星雲
バラ星雲(いっかくじゅう座)。去年新しく購入したD5100で狙う初めてのHII天体です。

わし星雲
わし星雲(いっかくじゅう座の)。もう少し総露出時間をかけたかったのですが、雪雲らしきものが空を覆い尽くし、稲光も頻繁に見えるようになり、あわてて撤収しました。翌朝起きてみると雪が降っています。一応、私の車はオールテレーンタイヤを履いてはいますが、雪道の性能は夏タイヤに毛の生えた程度。慌てて山を下りました。

鹿角平は観望スペースまで雪が積もってしまったので、別の所に移動しようか迷いましたが、さすがに疲れも溜まってきたので帰宅してこうしてブログを更新している次第です。

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プロフィール

夜行虫

Author:夜行虫
夜行虫とは天体撮影等、夜に出歩くのが多いことから名づけました。夜光虫の誤変換ではありません。海に潜ったり温泉浸かったりも趣味です。

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