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野球の話

当方、野球にはほとんど興味がない。
「比較的好きなチーム」「比較的嫌いなチーム」くらいはあるのだが、別に勝敗に一喜一憂することは無い。とは言え、「比較的好きなチーム」が勝てば良かったなと言う気はするし、優勝すれば多少は喜んだりはする。

今年のセリーグのクライマックスシリーズ(ファイナルステージ)は、「比較的好きな」巨人と「比較的嫌いな」阪神が対決という事で少し注目していたのだが、巨人は1勝も出来ずに敗退した(アドバンテージは除く)。ペナントレース終了時には確か7ゲーム差位付いていたと思うのだが、それを4勝くらいでひっくり返すってどうよ?って思ったりしている。

クライマックスシリーズには賛否両論あるようだが、「否」の方の意見の中に、「ペナントレースは試合数も多く、チームの強弱がより正確に結果として出てくるが、4勝とか3勝で結果が出るクライマックスシリーズで真の順位を決めることは不適切」のような意見がある。言っていることはその通りだと思うのだけれども、ではペナントレースの結果は本当に「有意」なのだろうか。「艦これと検定」の時みたいにお遊びで試行実験してみよう。

これは単純に二項検定で良いだろう。

■試行内容(1)
2014年のペナントレースでは、巨人は阪神に24試合中13試合で勝利している(引き分けなし)。この結果を以て巨人は阪神より強いという事が出来るか?信頼度を95%として推定する。

帰無仮説: 巨人の阪神に対する勝率は1/2
対立仮説: 巨人の阪神に対する勝率は1/2より大きい

■結果
> binom.test(13,24,p=1/2,alt="greater")

Exact binomial test

data: 13 and 24
number of successes = 13, number of trials = 24, p-value = 0.4194
alternative hypothesis: true probability of success is greater than 0.5
95 percent confidence interval:
0.357564 1.000000
sample estimates:
probability of success
0.5416667

p値は41.94%となり帰無仮説を否定することが出来ない。よって
巨人が阪神より強いとは言えない
が結果である。参考までに書いておくと、24試合中17勝して初めてp値が5%を下回る。

もう一つ。
クライマックスシリーズでの阪神の巨人に対する勝率はペナントレースの時のものより高いと言えるか?

■試行内容(2)
ペナントレースでの阪神の巨人に対する勝率は11/24であった。クライマックスシリーズでの勝率は4/4であった。この結果からクライマックスシリーズでの阪神の巨人に対する勝率はペナントレースの時に比べて高いと言えるか。信頼度を95%として推定する。


帰無仮説:クライマックスシリーズでの阪神の巨人に対する勝率は11/24
対立仮説:クライマックスシリーズでの阪神の巨人に対する勝率は11/24より大きい

■結果
> binom.test(4,4,p=11/24,alt="greater")

Exact binomial test

data: 4 and 4
number of successes = 4, number of trials = 4, p-value = 0.04413
alternative hypothesis: true probability of success is greater than 0.4583333
95 percent confidence interval:
0.4728708 1.0000000
sample estimates:
probability of success
1

p値は4.4413%となり危険率5%を下回っている。従って帰無仮説は棄却され
クライマックスシリーズでの阪神の巨人に対する勝率はペナントレースの時の勝率より大きい
という事が出来る。因みにアドバンテージを1敗として計算に入れると

> binom.test(4,5,p=11/24,alt="greater")

Exact binomial test

data: 4 and 5
number of successes = 4, number of trials = 5, p-value = 0.1397
alternative hypothesis: true probability of success is greater than 0.4583333
95 percent confidence interval:
0.3425917 1.0000000
sample estimates:
probability of success
0.8
のようになり(p=13.97%)、帰無仮説を棄却することが出来なくなる。

下らない話に最後までお付き合い頂き有難うございました。
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彗星と星雲

乙女高原の続きです。

今回の撮影行は金曜日の15時頃に家を出ましたが、同行する知人と合流する為の時間調整を兼ねて圏央道の桶川・北本ICまで下道を走りました。これが大失敗で、圏央道に乗るまで3時間半もかかってしまいました。桶川・北本ICから先は平成27年度に完成するそうで、これが出来れば中央道方面も割と楽に行けるような気がしますが、それまでは素直に東京をまわって行った方が正解でした。

今回は初めて行く観測地でした。山梨市の街が割と近いので空の暗さは大丈夫か心配しましたが、割と上質な方だと思います。冬の天の川ははっきり見えました。天城高原より若干明るいかなと言う感じ。土曜日の夜は同業者が15人位集まりました。

今回はこれと言って撮影ターゲットを決めていませんでしたが、サイディング・スプリング彗星(C/2013 A1)とか明け方のパンスターズ彗星(C/2012 K1)が狙えればよいかなと思っていました。

雲の為にサイディングスプリングは撮影できず。パンスターズ彗星は、木に邪魔されながらもなんとか撮影できました。

C2012K1_20121026.jpg
これは土曜の朝に撮影したパンスターズ彗星。下の方の黒い影は木の枝です。

bubble_nebula141026.jpg
折角フィルター換装したD5100があるので、たまにはこういう写真を撮らないとと思って撮影したシャボン玉星雲とM52。ちょっとフレーミングに失敗してクワガタ星雲が切れてしまいました。

今回も観測地で車中泊でしたが、朝起きてくつろいでいると地元のご夫婦が車で紅葉を見に来られていて、自分の畑で採れたという巨峰を頂いてしまいました。有難うございます。

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星空と鉄塔

山梨の乙女高原に行っていました。

撮影ポイントのすぐ近くには、1000kV設計(実際の送電は500kV)の西群馬幹線が通っていました。

_DSC4966.jpg
159号鉄塔です。

昼間に見た時には、航空機衝突防止のストロボライトが点滅していましたが、夜になるとそれは消えていました。天文マニアに優しい計らいです(笑)

前から、星と鉄塔を絡めて撮影したいと思っていました。鉄塔の対象はでかい奴、66kVとか154kVではなく、500kV位の超高圧鉄塔で、背後に北極星を配置して同心円状に日周運動しているような写真を考えていました。
今回は1000kV鉄塔なので主役としても問題無し。想定していた場面とは程遠いですが、果たして「星と鉄塔のコラボ」はどういう感じになるのかの試し撮りと言ったところ。

で、その結果です。
_DSC5015.jpg
露出2分間を2枚比較明合成しています(手動シャッターなので良く見るとつなぎ目が)。絵的には悪くないんじゃないでしょうか。
星座的にははくちょう座のあたり。鉄塔右側のひときわ明るい星はデネブです。背景が天の川だったので、星像を流さないで天の川をはっきりさせても良かったかもしれません。

_DSC4996-1.jpg
鉄塔とは反対方向の南東側。昇ってくるオリオン座を写してみました。

これからパンスターズ彗星の画像処理を始める所です。今日は疲れたのでもう寝ます。
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LPS331SAその後

12日から計測を始めてかなりデータが揃ってきました。

誤差推移
気象庁水戸と東京の気圧から推定したLPS331の誤差の推移です。12日から一貫して小さくなってきました。これはエージングとみても良いのだろうか? ここの所は大体-0.3近辺をうろうろしています。誤差が一定であれば多少絶対気圧の測定に誤差があっても補正できるのですが、なかなか一定してくれません。

最初の頃は気圧と誤差は関連があるかも知れないと思って
T-E.png
気圧と誤差の分布図などを作ってみましたが、その関連性は無いようです。

前のページに、現地気圧を海面更正するには気温の値が必要であると書きました。上の補正ではアメダスのつくば観測点の気温を使用しています。多少距離がありますが、標高はほとんど我が家と同じなのでそのまま使っているのですが、気温も計測の対象として加えたいところです。しかし、一口に気温の観測と言っても結構難しいのです。直射日光が当たる家の南側ではほとんど正確な値が期待できません(気圧計は南側の窓の脇に設置しています)。北側の窓の近くにもう一台Raspberry PIを設置して無線LANで計測値を飛ばそうか… などと色々思案している所です。

2014.11.8追記:
11月8日までの推移です。
誤差推移141108
+0.5~+0.7程度の所で一定になってきたような気がします。最近になって暴れ方が変化した理由は謎です。データが暴れ出す少し前に、計測をRaspberry PiからBeagle Bone Blackに移したのですがその影響もあるのかも知れません。

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台風19号観察日記

昨日から観測を始めましたLPS331SAによる気圧データを基に台風19号が通過する様子を観察した日記です。

気圧は12日夜遅くから順調に(?)下がって来ています。
20141013.png
17時20分頃に気圧がステップ状に上昇したのがわかります。拡大してみますと、
20141013_15002115.png
この時間は雨が降り出した時刻と一致しています。国土交通省のレーダー観測で17時20分のデータを見てみますと、
radar131720w.png

radar131720.png
このように帯状の強い雨を降らせる領域が南からやって来て通過した時刻と重なります。

これ以降、LPS331APの誤差を調べるために水戸と東京の気圧と比較して出している結果が暴れはじめました。
gosa2014101320.png
恐らく東京と水戸との単純な気圧差ではつくばの気圧を推定できなくなってきているのではないかと想像します。

太陽光発電モニターを流用して、気圧センサーのデータをリアルタイムにモニターする画面を作ってみました。
monitor201410132050.png
海面更正をまじめにやるには気温のデータが要るのですが、それは(デジタル値として)観測していないので12hPa/100mの割合で出しています。



23時現在
20141013_23.png
993hPaまで下がってきました。気圧の下がり方も急になってきました。


14日00時現在
20141013_15002421.png
気圧はまだ下がり続けていますが、なんとなく下がり方が緩くなってきたような??00時30分現在990.3hPa。
雨風はそれほど強いという訳ではありません。


00時45分現在
201410131200_201410140045.png
雨と風が強くなってきました。気圧の下がり方もまた急になりました。


01時20分現在
201410131200_201410140117.png
明らかに気圧の下がり方が変わってきました。このまま上昇に転ずるのか、はたまたまた下降しだすのか…


01時40分現在
201410131200_201410140140.png
どうも昨日の17時20分頃と同じ現象のようです。一旦気圧が下降した後に上昇しているようです。その頃のレーダー画像を見てみますと
radar140050.png
やはりつくば市上空を強い雨の範囲が通過中です。


02時45分現在
201410131200_201410140245.png
いよいよ気圧の下降も底を打つか?


03時20分現在
201410131300_201410140318.png
いよいよ底を打った模様。986.5hPa。


04時10分現在
201410131300_201410140411.png
その後もトロトロと気圧は下降を続けて、4時現在で985.7hPa。気象庁の発表では、台風中心は4時現在那須塩原付近と言っていますが、ちょっと違うのではないかと言う気もします。


04時42分現在
201410131300_201410140440.png
やっと気圧が上がりだしました。もう寝ます。


201410140000_201410140900.png
これが台風最接近時の気圧の変化です。最も低い気圧を記録したのは04:07と04:12の2回あり、985.45hPaでした。気象庁の発表では午前4時に宇都宮付近ということでしたので、まあだいたいこの結果と合っていそうな感じです。
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気圧計の製作

今日は3連休の真ん中なのですが家に居ます。

台風が来そうだという事と、台風が来る前に気圧計を作っておきたかったためです。

先日、ストロベリー・リナックスからI2C/SPIで通信ができる気圧センサーのLPS331SAというものを購入しました。

lps331ap.jpg

測定範囲は260~1260hPa。精度は±0.1hPaとのこと。高度計として使う訳ではないのでそんなに測定範囲は必要ないですが、精度はこのくらい欲しい所です。先日作成した太陽光発電の電力計からI2Cの信号線を引っ張り出してそこに繋ぐようにしました。

アドレス選択は4ピンをVDDに繋ぐかグランドに落とすかで決めます。私はグランドに落としましたので、アドレスは5Cという事になります。VDDに繋ぐと5Dになります。

Rasphberry PIからこの気圧計が見えるか確認してみます。

root@pi3:~# i2cdetect -y 1
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 a b c d e f
00: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
10: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
20: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
30: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
40: 40 41 -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
50: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- 5c -- -- --
60: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
70: -- -- -- -- -- -- -- --


5Cに繋がっているのが確認できました。40と41は電力計のアドレスです。

通信テストとして、LPS331のWHO_AM_Iを読み出してみます。WHO_AM_Iはレジスタ0x0Fを読み出します。

root@pi3:~# i2cget -y 1 0x5c 0x0f
0xbb


0xbbが帰ってくればOKという事なので、問題無く通信が出来ているようです。
気圧を計測するには、LPS331を動作状態に移行させる必要があります。それにはレジスタ0x20(CTRL_REG1)にデータの更新レート等の情報を書き込んでやります。1Hzでサンプリングする時は

root@pi3:~# i2cset -y 1 0x5c 0x20 0x90


のように設定します。

LPS331では、気圧センサーの出力を24bitでA/D変換しています。そのデータが0x28,0x29,0x2Aに書かれていて、それぞれ下位、中位、上位のビット列が保存されています。これらの値を読み出してみましょう。

root@pi3:~# i2cget -y 1 0x5c 0x28;i2cget -y 1 0x5c 0x29;i2cget -y 1 0x5c 0x2A
0x34
0xa8
0x3f


これをビット列の順番に並べて(0x3fa834)10進に変換すると4171828となります。これを4096で割ってやるとhPa単位の気圧の値になります。

4171828÷4096=1018.51



LPS331には温度計も内蔵されていて、それも読み出すことが出来ます。

root@pi3:~# i2cget -y 1 0x5c 0x2B;i2cget -y 1 0x5c 0x2C
0xd5
0xdf


この場合0xdfd5は符号付の16ビット整数として10進に変換します。この場合-8235になります。この値を480で割って42.5に足すと摂氏の値になります。

42.5 - 8235/480 = 25.34375


こんな感じにデータを読み出すわけです。

しばらく計測していて近くの気象台の気圧と比較すると、どうも誤差があるような感じです。家の標高は28m位なので、海面の値に直すにはだいたい3.4hPaを足せば良いのですが、それを施してもなお1hPa以上誤差があるような気がします。そこで、水戸および東京の気圧を元に、その気圧差を距離で比例配分してつくばの気圧とし、この気圧計の誤差を求めてみることにしました。

データ数19
誤差の平均:-1.59hPa
95%信頼区間:-1.66 ~ -1.53


こんな結果になったのですが、何となく時間と共に誤差が小さくなってきているような気がします。
gosa.png
もう少し様子を見て再度求めてみようかと思います。

計測データをGMTでグラフ化してみました(誤差補正および海面更正後のデータ)。
20141012_2.png
台風19号が来た時にどんな変化をするか楽しみです。

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皆既月食

10月8日は皆既月食がありました。

撮影に行こうかどうか決めかねていたのですが、午後から雲一つ無い空が広がって来まして、もうこれは行くしかないと思いました。

向かった先は旧八郷の某所。仕事を早めに切り上げて、部分月食が始まる40分前くらいに現地に着きました。

そそくさと準備を始めて、赤道義の据え付けが終わった所でハタと気が付きました。

「鏡筒を持って来るの忘れた・・・」

あー、やってしまった。急いで出発の準備をしたのに加えて、いつもの装備ではなくサブセットだったので、大きな鏡筒は最初から持って行かないつもりでしたが、肝心の今回使う鏡筒まで置いてきてしまっていました。

鏡筒を忘れて行ったのはこれで2回目です。前回は皆既日食の悪石島に行った時。あの時は、宅急便で悪石島まで機材一式を送りました。鏡筒も一緒に入れて送ろうとしていたのですが、発送する直前になって鏡筒は手荷物で持って行こうと思い、送る機材には入れませんでした。そして出発の時になってそれを忘れてしまっていて、鏡筒は送ってあるものとばかり思って持って行かなかったのです。幸い望遠レンズを持って行っていましたので事なきを得ました。というか、太陽が拝めませんでしたのでもうどうでも良かったのですが…

もう半分やけくそになって自宅に戻り、近所の広場にて撮影することにしました。お蔭で欠け始めは撮影できませんでした。泣き面に蜂と言いますか、撮影の準備が終わったころになって雲が広がりだしました。

_DSC4687.jpg
雲の切れ目がやって来て皆既前に撮影できた1枚。皆既になるまでは10枚程度しか撮影できていません。

PA080013.jpg
皆既中の空の様子。すでに赤い月になっています。今回の皆既月食は皆既の時間が1時間ほどあるので、なかなか見ごたえがあります。地球の影はうお座の方に伸びている模様。先日三株山で対日照が見えた位置とほぼ同じ方向でした(あたりまえか)。

_DSC4745.jpg
ようやく雲が切れて撮影した1枚。この後、月が本影から出るまでは概ね良い天気でした。右下の方に写っている星は天王星です。

_DSC4791.jpg
少し本影の中から出てきたところ。

_DSC4824.jpg
月はこの写真の中では右斜め上から左斜め下に動いているので、影の境界もだんだん回転してきます。

_DSC4910.jpg
半影の部分は双眼鏡では何となく緑がかっているような気がしました。

_DSC4956.jpg
完全に本影から出て来ました。

次回は来年の4月4日との事ですが、今回ほど皆既の時間は長くないようです。
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プロフィール

夜行虫

Author:夜行虫
夜行虫とは天体撮影等、夜に出歩くのが多いことから名づけました。夜光虫の誤変換ではありません。海に潜ったり温泉浸かったりも趣味です。

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