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城山発電所を見学する

神奈川県営の城山発電所の一般公開に申し込みをしたら当たってしまいました。という訳で城山発電所に行ってきました。

城山発電所は城山ダム(津久井湖)を下ダムとし、本沢ダム(城山湖)を上ダムとする25万kWの揚水発電所です。ダム名とダム湖名が理解しづらい・・・。神奈川県企業庁というところが管轄しております。ここで管轄しているダムで今年から3カ所(うち一か所は取水堰)でダムカードが発行されるようになり、ついでにそれも取得してきました。

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上池である城山湖です。ロックフィルダムで堰き止めるようになっています。

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流れ込んでくる川は無いのですが、一応、越流方式の非常用洪水吐が作られていますね。

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他にも企業庁管理の水力発電所は12カ所あります。

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まずは地上の変電設備から見学です。発電された18kVの電圧が154kVに昇圧(発電時)されます。上の写真はガス遮断器。見学に行った日は日曜日でしたので、発電も揚水もしていませんでした。

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変圧器。日立製(上)と東芝製(下)。(見学会後に撮影)

そしてエレベータに乗って地下230mまで一気に降りて行きます。

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エレベータを降りると「ダムエレキくん」がお出迎え。

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地下の発電機室です。オレンジ色の円筒形のものは励磁装置(電磁石)のカバーです。

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オレンジ色のカバーの中はこんな風になっています。

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発電機(正確には発電電動機)は4台ありまして、日立製が2台、東芝製が2台と仲良く納入されておりました。日立製のものが極数20の300rpm、東芝製のものが極数22の回転数273rpmと若干の違いがあります。東芝製のものは回転数=120×周波数÷極数の関係式から言うとより正確には272.73rpmとなりますか。

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水車の中の水を押し出すための圧縮空気を貯めるタンクです。揚水時にモーターとして回転させる時は、水が無い方が始動しやすいためだそうです。

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発電機の組み立てを行う為のクレーンです。

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地上から発電機室に資材を搬入するためのインクラインです。結構な傾斜です。

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そして一つ下の階に移動すると発電機本体があります。

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大きすぎて収まり切りませんでした。

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発電した18kVの電気を地上まで送電するケーブルです。ケーブルはエレベータの立坑を通っています。三相×2回線なので6本あります。

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水車の回転を発電機に伝える主軸です。今は発電していないので止まっています。

水車は完全に埋設されているので見ることはできません。
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メンテナンスはこんな扉から実施するらしいです。

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水車の銘鈑。縦軸フランシス水車。

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昔交換された水車が地上に展示されています。上部のボルトが沢山突き出している部分に主軸が繋がります。

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同じものを下から覗いたもの。

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水圧鉄管と入り口弁。水圧鉄管入り口からの落差は165mあります。入り口弁は昔使っていたものが地上に展示してあります。

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地上に展示してある入り口弁。

城山発電所は神奈川県企業庁が運営する他の発電所全てをコントロールしている「発電制御所」でもあります。
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すべての発電所の状況がモニターできるようになっています。城山発電所は停止していたので0が並んでいますが、津久井発電所の1G系統が8.9MWで発電中でした。66kV八ッ沢線に連系しています。他にも柿生、相模、道志第2などが発電中のようでした。

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ダムへの流入量や水位のモニター。

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構内で使用されている内線電話。最近のお子さんはダイヤルの仕方を知らないようですね。

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154kV城山線に連系しています。写真は1号鉄塔。

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津久井発電所で発電された電気は津久井線で引き出されて66kV八ッ沢線に接続しています。

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お土産に頂いた神奈川のおいしい水。有難うございました。

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暗い夜空を求めて

下の画像はDMSPというプロジェクトで作成された人工衛星による夜間の街明かりの状態を色分けして示したものです。
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この図を見ると、最も暗い黒色の領域は島嶼を除けば四国の山奥に点のようにあるのと、北海道の知床半島の先端部分と言った具合に本当にごくわずかしかありません。その一段階明るい青の部分になると場所的には多くはありませんが、何カ所かはすぐに確認できます。関東地方などは絶望的に明るく、いつも暗いと思っているしらびそや三株山でさえ緑色の地域に分類されています。この地図で青色の領域の場所で夜空を見てみたい。そう思ったのが今回の旅のきっかけでした。

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候補になったのが、岩手県の宮古の西側に広がる青い領域。県境などを書きこんで解り易くした地図がこちらのサイトにあります。

しかし何と言っても岩手県までは遠い。朝早く出ればまだ日のあるうちに着けそうではありますが、一日中車を走らせて、その晩も長時間起きていて星空観望となると、体力的にきついものがあります。そこでいつも使う手ですが、前の日の夕方に出て、その晩は適当なところで車中泊をして、次の日早めに現地入りするというパターン。

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寝るのに選んだのは宮城県の道の駅七ヶ宿。ICからは少々遠いですが、この時期の高速のSAなんて早朝から車の出入りがひっきりなしで、エンジンを切らないで仮眠する人も多く、やめておくのが正解というものです。道の駅七ヶ宿はご覧のとおりガラガラで、ダム湖の畔なので気温も低め。一晩ぐっすり眠れました。

すぐにお目当ての場所に向かっても良いのですが、これまで行ったことの無い場所にいきなり行くのもなんなので、まずは現地確認済みの岩手県の種山高原に向かい、そこで最初の晩はトライする事にしました。

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種山高原から見た北上幹線鉄塔。この日はすごく夕日がきれいでした・・・が、残念ながらその後雨がぱらついてきて撮影は全くできませんでした。夕日が見えたら晴れるんじゃないのかね?結局翌朝まで雨は降ったりやんだりを繰り返していました。

さて、次の日いよいよ青の領域の所を目指します。目的地は源兵衛平。と、その前に途中通過する遠野で岩手県の発行するダムカードを貰って行く事にします。

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遠野ダム。昭和32年竣工と言うかなり古いダムです。ダムカードは総合庁舎の方まで取りに行かなければなりませんでした(非公式ダムカード)。

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ついでにカッパ淵も見学。置いてある竿はカッパ釣りの為に餌にきゅうりを付けた釣竿。

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カッパ釣りをするには「カッパ捕獲許可証」が必要なんだそうです。実際、何人か釣りをしている人がいました… って悪乗りし過ぎだろ(笑)。

日中はなんとか持ちこたえていた空が源兵衛平に向かう頃になって本格的な雨になってきました。

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こちらが源兵衛平の観望候補地。とてもこんな雨の中居られるような場所ではないので、近くの舗装された駐車場に避難。そこで一晩過ごすことになりました。この日は種山高原の時よりさらに強い雨が一晩中降りまして、機材のセッティングすらできずが二晩続きました。でも、夜間の暗さは恐ろしいほどで、照明を消すと漆黒の闇と言うのを久々に体験しました。

次の日になっても雨はまだ降っています。とりあえずネットの繋がる場所まで下りてGPVで今晩の予報を確認すると、源兵衛平の天候はあまり良くありません。南に行った方がまだ晴れる確率は高そうなので、源兵衛平は諦めて最初の観望場所である種山高原まで戻ることにしました。

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種山高原に着いた頃はこんな感じで良い天気でした。まるでWindows XPの壁紙のようですね。

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それが一天にわかに掻き曇り。このあとは雲がひっきりなしにやって来る状況になりました。

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なんとか雲が切れて天の川が見えたので、構図を決めるために試写をした時の画像。結局これがこの日の最高のショットに(泣)。

種山高原は北上や水沢の街明かりが多少ありますが、天頂方向はすごく暗いです。心配していた仙台方向の南天もそれ程明るくは無く、第一級の観望地であることは間違いなさそうです。

帰りは、同行者がまだダムカードを持っていないダムに寄り道しました。
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前にも行った湯田ダムです。今のところ私の中では第1のお気に入りのダムです。その後夏油温泉に入って、仙台経由で常磐道に入り帰ってきました。

ところで、宮城県内の東北自動車道下り線から常磐道に乗るには、仙台北部道路~仙台東部道路~常磐道というパターンと、仙台南部道路~仙台東部道路~常磐道という2パターンがあるのですが、最初のパターンは東北道の方にも常磐道に接続していることがはっきり表示されているのですが、仙台南部道路の分岐ではそういう表示が一切ありません。仙台南部道路を走っていても常磐道の表示は一切無く、仙台東部道路にぶつかる直前に申し訳程度に「相馬」という表示が出て来るのみで、最後まで常磐道の表示はありませんでした。この違いはいったい何なのでしょうかね?
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夜行虫

Author:夜行虫
夜行虫とは天体撮影等、夜に出歩くのが多いことから名づけました。夜光虫の誤変換ではありません。海に潜ったり温泉浸かったりも趣味です。

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