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戦艦陸奥に潜る

長年の念願であった戦艦陸奥についに潜りに行ってきました。

戦艦陸奥は昭和18年6月8日に謎の大爆発を起こし、停泊していた山口県柱島の南に沈没しました。

陸奥沈没位置
沈没位置はこちら。位置は夜行虫がGPSで計測したものです。柱島の南4.7kmの位置になります。

PC190377.jpg
陸奥の沈没位置付近から見た柱島。左の一番大きな島です。沈没した日は霧が立ち込めていて、柱島から沈没地点が見えなかったそうです。

爆発の原因は未だ謎となっていますが、事故直後に行われた査問委員会の調査では、窃盗の疑いを掛けられた三番砲塔員の二等兵曹の仕業である疑いが濃厚との結論に至っているようです。

沈座状態推定図
吉村昭の「陸奥爆沈」に掲載されている沈座状態推定図です。これは爆沈当時のもので、現在はほとんどが引き上げられています。船体は左舷を上に向けてかなり逆さまに近い状態で沈んでいます。この付近の水深は約40メートルあります。

水中で撮影した写真をこの後掲載しようと思いますが、場所が瀬戸内海という事もあり、透明度が非常に良くないです。2~3m程度だと思います。加えて水深が深いため、海底付近はほぼ「ナイトダイビング」状態でした。

PC190440.jpg
左舷ビルジキールの断面です。ここにブイが係留してあって、そのロープを頼りに潜航していきます。この断面は引き揚げ時にカットした断面となります。

PC190397.jpg
同じビルジキールを違う角度から見たものです。

ここから艦首の方に向かって進んで行くと再び切断面があり、そこから真っ直ぐ海底に向かって潜航していくとそこに41cm主砲(第一砲塔)の砲身が現れます。
PC190387.jpg
砲身です。水深40m近いので周囲は真っ暗。

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砲口なのですが大部分が海底に埋没しています。

PC190385.jpg
砲口のすぐ脇には砲口の蓋が落ちていました。

PC190390.jpg
トイレです。この時代から洋式トイレがあったんですね。

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恐らく船室の舷窓だと思われます。

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艦橋に設置されている双眼鏡の台座と思われます。測距儀もこの付近にあったようなのですが、私は判りませんでした。

PC190401.jpg
ハレーションを起こしてしまいましたが、艦橋から横に突き出した見張所(?)の床の裏側(=天井)ではないかと思うのですが。

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靴の底。

PC190413.jpg
ガスマスク。ガスマスクは過去にもどこかの沈船で見た記憶があるのですが、思い出せません。

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なにかのガスのボンベと思われるもの。写真の上側が床になるので、逆さまになっている気がします。

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電気のカットスイッチだと思われます。

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船体のカット面だと思うのですが…

PC190430.jpg
船体はイソギンチャクに覆われて…

以上の様にかなり劣悪な環境なので、一度潜った程度では何が何なのかさっぱりと言う感じです。近い将来に再度潜ってみたいと思っています。

mutsu.png
艦隊これくしょんの陸奥さんは口を開くたびに第三砲塔で火遊びするなと言ってますね。CVは蛍火の杜へで竹川蛍の声を担当していた佐倉綾音さんです。川内型軽巡3隻や駆逐艦島風の声などかなりの艦娘の声を担当しています。

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カタリナ彗星

福島の鹿角平にカタリナ彗星(C/2013US10)を撮影に行ってきました。

事前の週間天気予報では土日の予報は良くなかったので、かなり諦めモードに入っていました。ところが、雨のはずの金曜日は良い天気。土曜も朝から良い天気になっています。これは行かねばもったいない。

現地に到着してみると空一面曇った状態です。鹿角平はここ数年でモバイルの電波環境が著しく改善されてネットにもアクセス可能なので、GPV気象予報を見てみます。すると、現地の現時刻は晴れているという表示になっています?? その後も夜明け頃までは雲量ゼロの状態が続くという予報になっています。

とりあえず機材の組み立ては済ませ、彗星が昇ってくる02時40分頃までは休憩タイムです。日付が変わる頃になって、ようやく空が晴れだし、その後は雲一つない快晴となりました。日頃の行いが良いせいでしょうか(笑)

C2013US1020151213_02.jpg
撮影した写真です。04時43分頃から2分×9枚のコンポジットです。以前他の方が撮影された画像を見ると、イオンテール(右に伸びているテール)が複雑に折れ曲がったようなものも見られましたが、今回撮影した画像ではそのような構造は見られないようです。テール右端の下にある小さな銀河はNGC5506です。コマも半分だけ青いという面白い構造です。

それにしても、雲の状態は最良なのに、多分中国から飛んできた塵だと思うのですが、撮影した画像全体が赤みを帯びた変な色合いになっていました。コマの色を損なわずにその赤かぶりを取るのに少し苦労しました。ちょうど彗星が黄道光の中にいるというのも撮影条件を悪くさせています。

今後、彗星は地球に接近してきますので、楽しみは続きます。
ところで、この彗星の仮符号はC/2013US10となっています。USという2文字の発見時期の符号が割り振られているのは、当初は彗星として認識されていなかったことを示しています。経緯を調べてみますと、発見直後に決定された軌道要素では、公転周期6年程の軌道傾斜角35度と言う小惑星の様な軌道が求められていた為のようです。現在ではオールトの雲からやって来た彗星だと考えられているようです。
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弥生美術館に行ってきた

先日、東京に仕事で出たついでに、文京区の弥生美術館に行ってきました。

いえ、普段はそんな所に行くような夜行虫ではないのですが、現在弥生美術館では「陸奥A子×少女ふろく展~DOKIDOKI『りぼん』おとめチック❤ワールド!~」という展覧会をやっているのです。陸奥A子ファンとしては行かねばなるまいて。

陸奥A子は70年代~80年代の「りぼん」の看板作家でした。デビュー作は1972年の「獅子座生まれのあなたさま」という作品でした。デビュー前にもコンクールなどに応募していたそうなんですが、マーガレット(?)だかに応募したのは落選して、りぼんに応募したのは佳作だかに入選したそうで、それ以来りぼん一筋なんだそうです(最近は別)。

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デビュー作の「獅子座生まれのあなたさま」ですが、全盛期のタッチとはまるで違うんですね。

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クラスの女子が持っていたのを見せてもらって、私の頭の中で何かが弾けた「おしゃべりな瞳」。いわゆる少女漫画の私の持っていたイメージが根底から覆された瞬間でした。少女漫画って言うと、外国のお姫様みたいな主人公が、男だか女だか良く判らない目がキラキラした派手な奴と恋仲になるなんてのが相場だったのですけど、陸奥A子の作品は普通に居る男子・女子をそのまま描いたものなんですね。

美術館の会場では、過去の作品の原画が豊富に展示されていました。弥生美術館の1Fと2Fが展覧会の会場となっています。入場料(弥生美術館・竹久夢二美術館共通)は900円とちょっとお高め。

1Fでは、陸奥A子グッズの販売も。私はクリアファイルを2つほど買ってしまいました。
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「きのうみた夢」の雛ちゃんと日産(ひうぶ)君。陸奥A子の作品には車関係の名前が良く出て来ます。芹香(セリカ)さんとか、豊田高校とか…。りぼん1980年5月号掲載だそうです。陸奥A子の作品はスクリーントーンをほとんど使っていません。服の模様なんかも全部手書きで描いてました。色付けは水彩絵の具でやっているようです。

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「こんぺい荘のフランソワ」だと思うんですが、この絵自体は初見です。後から出た作品集かなんかに入っているのかな?鏡の中の世界のようで、文字が裏返しです。

漫画雑誌の付録もたくさん展示されていました。なんでも昔は輸送するのに重さの制限が厳しくて、付録は紙製であることが必須だった時代があったそうな。

EIKO04.jpg
これは比較的最近の作品です。「りぼん」の頃の少年・少女が大人になった世界、というイメージなんだそうです。以前の純愛物から、離婚とか再婚とかを扱った作品も多くなり、私はちょっとのめり込めていない感じです。

展覧会は12月25日(金)まで。
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html
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夜行虫

Author:夜行虫
夜行虫とは天体撮影等、夜に出歩くのが多いことから名づけました。夜光虫の誤変換ではありません。海に潜ったり温泉浸かったりも趣味です。

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