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HUNTER KILLERを観る

映画「ハンター・キラー 潜航せよ」を観てきました。

「潜水艦モノに外れ無し」というのは良く言われます。私としては「(邦画を除く)」という注を付けたいと思いますが、洋画の場合は割とそんな感じはしています(とは言え、レッドオクトーバーを追えなども映画館で観ましたがそれ程面白くなかった)。

さてハンター・キラーですが、クーデターで拉致されたロシア大統領をアメリカ軍が救出するというストーリーになっています。かなり荒唐無稽な設定ですが、それを救出に向かうのはNAVY SEALSの4名(うち1名新入り)だけというのもかなりのぶっ飛びようです。その救出部隊を収容する役目を命じられ「ハンター・キラー」SSN-800「 アーカンソー」がコラ半島沖に向かうことになります。因みにハンター・キラーとは攻撃型原潜のこと。SSN-800は2023年2月に竣工すると言われているバージニア級27番艦だそうです。

まぁまだ公開されて間もないのでネタバレはこれくらいにしておきます。総合的な感想としてはかなり面白かった。バトルシーンは中々迫力がありました。邦画だと絶対に原作にはないキャストで有名女優の一人や二人がねじ込まれてくるのがお約束ですが、そういう無理な設定が無いので観ていてイライラしないのが良い。ただしちょっと気になったのは、航海長がパーク(朴?)という東洋系なのですが、艦長に「私が航海長のパークです」などと自己紹介をしますが、大した役回りを演じる訳ではなく、韓国企業のスポンサーが付く代わりに出演をねじ込まれたのかな?



5月にはかわぐちかいじの「空母いぶき」の実写版が公開ですが、かなり設定がいじられているみたいなので、もう今からクソ映画確定のような気がしています(見には行きますが)。

ところで私は軍艦・潜水艦モノの洋画を見る時、艦長がどんな命令を(英語で)下しているのか割と注意して聞いていたりします。最後にちょっとその辺の事を語って終わりたいと思います。

・All (engines) ahead flank
日本語の軍用タームで言うと「最大戦速」でしょうか。意味的には「全速前進」という事ですが、flank speedというのはfull speedよりも速いんです。長いこと出しているとぶっ壊れるので、本当に必要な時にしか出さない速度だそうです。「眼下の敵」で、アメリカの駆逐艦がUボートらしきものをレーダーで発見した時、副長が「All engines ahead flank!」と命令しています。その後そんなにスピードを出すと敵の状況がわからんという事で艦長にスピードを落とすように言われてしまうのですが。

・man your battle stations
このセリフが出る時には大抵「General Quarters, General Quarters. All hands man your battle stations」という風に使われます。General Quarters、略してGQと言うそうですが、「総員配置」という事です。All hans とは全員(全乗組員)の意味ですが、その後のmanは「受け持つ」とか「仕事に着く」という意味の動詞として使われています。「総員戦闘配備に付け」という事ですね。

・○degrees down bubble
「Five degrees down bubble」などと使います。今回のハンター・キラーでも各所で出てきました。この例でいうと「潜航角度5度」という意味ですが、なぜbubbleかというと、これは傾斜計に封入されている気泡の事だそうです。反対はup bubbleですね。最新鋭の潜水艦にはそんな旧式な傾斜計は使われていないそうですが、昔から使われている用語だそうです。
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第二海堡に行ってきた

東京湾の第二海堡に上陸してきました。

今回はちょっとボリュームあります。

この5月から認可を受けた旅行会社での第二海堡上陸ツアーが解禁になるそうですが、一足早くクラブツーリズムの先行ツアーで上陸してきました。昼に横須賀中央駅に集合し、そのまま昼食に向かいました。昼食代はツアー込みです。入ったお店は横須賀ビール。1階がビールの醸造所と立ち飲みスペースで2階がレストランになっています。
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海軍カレー。牛乳とサラダがセットなのはお約束。カレーは甘め。

昼食後は三笠公園にある猿島行きの船が出ている桟橋までてくてく歩いて向かいます。出航まで30分ほど時間があったので、三笠公園をぶらついたりして時間を潰しました。

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第二海堡が見えてきました。だいに「かいほう」と読むのですが、私はこの年まで「かいほ」と読んでいました。この写真はちょうど海堡の真西方向から東を向いて撮っています。

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明治時代の「間知石」が綺麗に残っている護岸

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船が接岸した北桟橋。

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上陸するとすかさずこの看板
(許可を受けて上陸しています)

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乗ってきたシーフレンド1号

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灯台の電源を賄うための太陽光発電施設

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海堡のほぼ中央部にある防空指揮所。少し前まではここの階段を登れたみたいですが、今は手前に柵が出来てしまって登れません。因みにこの場所の北側には海上災害防止センターの消防演習場というのがあります。そこの写真は撮影してはいけませんとのこと(なぜだ?)。

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防空指揮所の丘は27cmカノン砲の砲台です。上の写真はその何らかの付属構造物(地下への入り口?)。

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浦賀水道を行きかう船舶を見張るレーダーが旋回しています

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防空指揮所の砲台付近に落ちていたレンガの破片に桜の刻印が。この刻印は小菅監獄(今の東京拘置所)で製作されたことを示すそうです。

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防空指揮所のあたりでは第一海堡が遠くに望めます。こちらは完全に立ち入り禁止です。管理は財務省がしているとのこと。

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太陽光発電所から灯台付近にかけてはかつて15cmカノン砲の砲台が4基あったようです。これは一番東側の砲台。太平洋戦争の頃に高角砲が据えられたとの記録も。

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海堡の南側海岸。南桟橋の突堤が見えます。

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東から2番目の15cmカノン砲砲台跡

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砲台と砲台の間にはこのような構造物があります。恐らく地下へ通じているものと思われます。

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何かの台座と思われますが何を載せていたのか…?

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ロックボルトと菅が乗っていたと思われる跡。探照灯か何かを据え付けていたのでしょうか?

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第二海堡灯台。因みに東から3番目の15cmカノン砲砲台跡に建っています

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最初に明かりが灯ったのは明治27年9月

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南京錠を開けるだけではダメでボルトを緩めないと開かないようです

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第5等4面フレネルレンズだそうです。今回のツアーで一緒だった熱烈灯台マニアの不動まゆうさんのブログで調べました。特定の方向だけ赤い色にして危険のある方向を示すのを分弧と言います。分弧の方向は東側なので、灯台より東側が長く伸びているためかな? そういうデータは「灯台表」という海上保安庁が出している結構なお値段のする本に出ています。法令で船に備えなければならないケースがあるので本の形にするのはわかるのですが、今時ネットでデータが検索できないというのは如何なものか…。

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灯台の隣には東京湾を監視するカメラが設置されていますが、常に我々の方を向いていた気が…

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監視カメラの横にはMeSO-netの地震観測点が

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4番目の15cmカノン砲砲台跡から西側は特に崩落が激しいです。

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「立ち入り禁止の場所に特別に入ることができた」記念にこの看板を撮影する人が多いのだとか

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27cmカノン砲台が2基設置されていたあたり

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コンクリートの配合が昔っぽい

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大型探照灯が設置されていた場所。コンクリートには防水措置としてアスファルトが塗られていた痕跡が見えます

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ここのレンガにも桜の刻印

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27cmカノン砲砲台の崩落個所(南側法面)。このようにレンガの上にセメントを盛ったような作りになっています

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かなりぐちゃぐちゃ

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一番西側の15cmカノン砲砲台跡~東側27cmカノン砲砲台の崩落

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FORT. NO2と書いてあるのがわかるでしょうか?

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美しいいでたち

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地下への通路(埋まっています)

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今ではまずこのような配合にはしないと思われるコンクリート(27cmカノン砲砲台?の北側)。

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海堡の北側の掩蔽壕のレンガ。下部に入り口のようなものが開口しています

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同じく掩蔽壕を逆方向から

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ケーブルハンガー。使われている鉄は輸入したものだそうです

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以前まだ立ち入り禁止ではなかった頃にここに住み着いていた人が出たことから、ここは埋められたとのことです

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係船倉庫

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横須賀中央駅に戻る道すがら

軌跡1
第二海堡への行き帰りの船の軌跡

軌跡2
第二海堡内での足取り。これらの軌跡データはGT-730FLという秋月電子で購入したGPSロガーで取得したものです。ちゃんと座標を計測できているように見えるのですが、データをダウンロードしたところ、日時が1999年7月22日になっているのです(時刻は合っていた)。奇しくもこの日4月7日に、「GPS WEEKのrollover」というものが起こりました。GPSの信号に含まれるGPS WEEKの情報が10bitしか無いため、1023週までしかカウントできません。その為に定期的に週番号がゼロに戻ってしまうのです。前回は1999年にあったのですが今回は2回目のロールオーバーになります。どうも私のGPSロガー(GPSエンジンはSkytraqのVENUS5と思われる)は今回のロールオーバーには対応していなかったようです。トホホ…
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Author:夜行虫
夜行虫とは天体撮影等、夜に出歩くのが多いことから名づけました。夜光虫の誤変換ではありません。海に潜ったり温泉浸かったりも趣味です。

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