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茨城県電気供給事業発祥の地

冬は鉄塔調査に向いている季節なのですが(積雪地帯を除く)、日が短いのが難点です。
日曜日もちょっとのんびりし過ぎてかなり遅い出発だったので、目的地に着くころには日が暮れてしまいました。

さて、水戸の中心部に近い水府橋のたもとに、東京電力水戸制御所という小さな変電所があります。実はここが「茨城県電気供給事業発祥の地」なのです。

明治38年に前島平と言う人が、茨城電気株式会社を立ち上げました。その会社の火力発電所がこの変電所の場所にあったそうです。もともと彼は常陸太田の里川に水力発電所を建設中だったのですが、それを日立鉱山に売却することになり、その資金で水戸に火力発電所を建設したそうです。実際に電気を供給開始したのは明治40年8月10日だそうで、それを記念する石碑が設けられています。
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上の写真の発電機の説明を見ますと、米国ウェスチングハウス社製の発電機が導入されたと書かれていますね。
日本の商用電源の周波数は、東日本が50Hzで西日本が60Hzです。その理由は、東日本はドイツから、西日本は米国からそれぞれ発電機を輸入したからだという事になっていますが、実は明治から大正時代と言うのは電力会社が乱立していた時代で、各社が勝手に50Hzや60Hzの発電機を導入していた時代なのです。東京電力の母体となった東京電灯という会社の系列は50Hzが用いられていました。しかし茨城電気は東京電灯の系列ではかったため、かなり長い間60Hzで発電をしていたようです。茨城電気はその後合併を繰り返し、茨城電力、東部電力、大日本電力と変遷していきますが、大日本電力が昭和14年頃に50Hzに統一するまでその傘下の茨城県北部は60Hzの地域になっていたようです。

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日が暮れて真っ暗になってしまいました。
この変電所には66kVの送電線が2路線接続しています。北見線と水戸南町線です。北見線は西水戸変電所からやってきますが、昔は恐らく西水戸変電所は経由せず、そのまま今の水戸線として下館に行っていたと思われます。写真左の4回線鉄塔が北見線37号鉄塔で、上段が北見線になり、ここで1回線の水府線が右に分岐しています。下段が水戸南町線です。水戸南町線は西水戸変電所から那珂湊へ至る湊線から分岐してきます。一番右の鉄塔は高圧配電線が那珂川の上を渡るためのものです。

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那珂川をまたぐ北見線

このあたりは小さな送電線があちこちに分岐していて、スパゲティ状になっています。近いうちにもう一度来る必要がありそうです。今度はもっと早い時間で。

帰りはお約束の温泉ですが、今回は2年ぶり位にホロルの湯に行ってきました。なんか雰囲気が違うなと思ったら、暗くなって来たのは初めてのせいでした。すごい人で露天風呂は夏のプール状態。5時以降は500円ですからねー。露天風呂は御前山の四季彩館を一回り大きくしたような感じ。温度も丁度良くリラックスできました。
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こんばんは。
ホロルの湯に行かれましたか。v-290
5時以降で、休日だったらなおさら、すごい混みようだったでしょうね。

夜行虫さんの、鉄塔に対する思いを、いつもうらやましく拝見しています。
私もじっくりと何かを調べるような趣味を持ちたいと常々思っています。

鉄塔に関しては難しくてコメントできませんが、勝手に応援させていただきます。e-420

お久しぶりです、こんばんは。
ホロルの薬湯の湯船はすごいことになっていました(笑)。洗い場が割と広いので助かりますね。2Fで晩飯食べて帰ってきました。

あの変電所の近くに霞温泉夢の湯があったのですが、閉館してしまったのですね。行ってみてちょっと悲しかったです。

調べる趣味…。温泉で良いじゃないですか温泉v-218。温泉マイスターなんて資格もあるみたいですよ。ちょっと取得してみたいかな?と思ってたりして>自分
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Author:夜行虫
夜行虫とは天体撮影等、夜に出歩くのが多いことから名づけました。夜光虫の誤変換ではありません。海に潜ったり温泉浸かったりも趣味です。

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