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地震を音で聞いてみる

熊本地震では大変な被害が出ております。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。

地震動の周波数は高いものでもたかだか10Hzとかそんなものです。これを電気信号に変換(それを地震計がやる訳ですが)してスピーカーに送っても人間の耳では聞き取ることが出来ません。そこで、時間軸を数百分の一に圧縮してやって周波数を上げてやると、人間の耳にも聞こえるようになります。

準備するもの:
■地震波形データ
 これは防災科学技術研究所からダウンロードすることが出来ます(要:ユーザー登録)。今回はHi-netのデータを使用しました。
■win32tool
 地震波データを変換するツール。上記Hi-netのユーザー登録のページからダウンロードします
■テキスト→音声データ変換ツール
 私はのっちんさん作、csv2wavを使用しました。こちらからダウンロード可能です。

以下、概略の作成手順を書いておきます。

地震波のダウンロード時は、予め対象の観測点を選択して、一度に長時間のファイルを選択できるようにします。今回は矢部と豊野の2観測点のみのデータをダウンロードするようにしました。

ダウンロードしたデータはWIN32形式と言うものなので、テキストに変換する為にdewin_32コマンドを使用します。成分は上下動を使いました。変換したテキストファイルは、振幅を符号付16bit整数型に収まるように調整し、先頭にデータ個数を付けておきます。矢部と豊野で2ファイル作成します。

csv2wavコマンドでWAVファイルに変換します。ステレオにすることも可能なので、左チャンネルに豊野、右チャンネルに矢部を入れてみました。実際の位置関係では豊野の方が矢部よりも西にありますので、震源域の位置関係からすると南の方から見ているような状態です。地震計のデータのサンプリング周波数は100Hzなので、これを44000Hzで再生されるようにWAVファイルを作成すると、データ実時間の7分20秒が1秒で再生されるようになります。

最後に、WEBから再生できるようにWAV形式をmp3形式に変換しました。

こちらは4月14日21:00~24:00の波形を変換したもので、M6.5(暫定値)のいわゆる「前震」とか言っている方の地震が含まれています。時間軸は7分20秒が1秒になるように圧縮してあります。開始から3秒半くらいでM6.5の地震の音が大きな音で突然出ますので注意して下さい
201604142100_rTAB_lTYN.mp3

こちらは4月16日00:00~06:00までの波形を使用して作成したものです。M7.3(暫定値)が11.5秒付近に入っています。こちらも突然の大音量に注意して下さい
201604160000_rTAB_lTYN.mp3

バン!というでかい音が規模の大きな地震ですが、その他小さな音で「パラパラ」聞こえるのもすべて地震です。

P.S.
上記の音にリバーブをかけてみました
201604142100_rTAB_lTYN_rv.mp3
201604160000_rTAB_lTYN_rv.mp3

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夜行虫とは天体撮影等、夜に出歩くのが多いことから名づけました。夜光虫の誤変換ではありません。海に潜ったり温泉浸かったりも趣味です。

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