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D50リモートコントローラの製作

私は天体写真撮影に、ニコンD50の赤外フィルター除去改造をしたものを使用しています。
D50のリモートレリーズは、ML-L3という手動でシャッターを切れるだけの赤外線リモコンしかなく、従来のMC-36の様なインターバルタイマー付きリモートコードは一切使用できません。そのために、誠報社などで従来のインターバルタイマーを使用できるようにするオリジナル商品が売られています。しかし、接続ユニットだけでも¥16,800、インターバルタイマー込みだと¥31,800もするので、今まではストップウォッチを睨みながら、手動でリモコンを操作していました。
先日、知り合いの天文マニアにその話しをしたら散々馬鹿にされまして、「未だにそんな事やってる人が居るとは信じられない」とまで言われてしまいました。そこで、一念発起して何とかしようと思い立ったのであります。
とは言え、誠報社の接続キットを購入するのは高すぎるし能がありません。そこで、ML-L3を分解・改造してPCから制御できるようにしてみました。
世の中には同じような事を考える人は居るもので、天文屋のホームページさんにてML-L3をリモートでコントロールする方法(リモコンをリモートでコントロールというのも変な表現ですが…(笑))を紹介されておられました。詳しくはリンク先を見ていただければ判りますが、肝心なところは、表のシールを剥がし、基盤を取り出し、付いているICの11番と15番の足を導通させるとレリーズON(バルブの場合はOFFも)になります。下の写真はこの11番と15番の足にピンジャックを繋いだものです。私は少々気が短いのでシールを剥がすのに乱暴にやってしまい、再度貼り付ける時に苦労しました。
ML-L3

次は、このML-L3をPCから制御する方法です。要はPCで接点のON・OFFができればいいのですが、これは天文我楽苦多工房さんのホームページにあるインターバルタイマー(その3)を参考にさせてもらいました。これはテクノキットというところで販売している、USBでIO制御をするUSB_IOという製品を使用しています。完成品とキットがありますが、私は迷わずキットを購入。送料込みで¥1,500です。USB_IOの構成部品は僅かに6個だけ。それに回路を外部と電気的に遮断するためのフォトカプラと、電流制限のための抵抗の2つを追加します。我楽苦多工房さんの写真では、レリーズ中を示すLEDが付けられていましたが、生憎手持ちのLEDが無く(壊れていて)、今回は断念しています(09.04.29追記:その後LEDが出てきたので、今は付いています)。また、我楽苦多工房さんの写真によると、左右のVccの間に赤いジャンパー線が引かれているのですが、もともとパターンで繋がっているので、不要と判断して取り付けていません。
USB_IO

完成後、まずUSB_IOをPCに接続します。するとUSB_IOはUSBヒューマンインターフェイスデバイスとして認識されます。しめしめ。次に、同じく我楽苦多工房さんのホームページにある制御ソフトを起動します。すると、起動時に「USB-IOを接続してください」というダイアログが表示されます。あれ、おかしいな? それを無視して、シャッター時間等を設定してレリーズONしても、やっぱり動作しません。ちょっとあせります。このソフトはHSPという言語で書かれています。その中で、USB_IOを制御するために、びんずめ堂さんが製作されたUSB-IO用プラグインを使用しています。今度はそのパッケージの中に入っているテストプログラムを起動してみます。USB_IOは4ビットと8ビットの2つのポートを持っていて、今回の接点入力はポート1の3番(P13)に繋がっています。このポートのビットを0にすると接点クローズ、1にするとオープンです。テストプログラムでそのビットを0にしたり1にしたりしてみます。変化ありません・・・。ちょっと絶望的になりかけましたが、冷静になってよく見ると、ポートに書き込む数値を16進で書かなければいけないところを10進で書いていました(我楽苦多工房さんのソフトが10進だったので)。正しく16進で記述し、ビットを1→0に変化させるとシャッターが切れました。今まではずっとONの状態になっていたようです。
さて、USB_IOには問題が無い事はわかりました。なぜ我楽苦多工房さんのソフトが動かないかですが、テストプログラムで使用したhpsusbio.dllと我楽苦多工房さんのパッケージに入っていた同ファイルの製作タイムスタンプが違うことに気付きました。どうやら、我楽苦多工房さんのパッケージに入っていたUSB-IOプラグインのdllファイルはWindows Vistaに対応していないようです。これを最新のdllファイルに置き換えたところ、見事に動作してくれました。メデタシメデタシ。

今までは、寒いときに車に篭って操作できるのは冷却CCDだけでしたが、これからはデジカメも車内から制御できるようになります。あ、もちろん観望もしますよ(笑)

最後ですが、今回情報提供されていた天文屋さん、我楽苦多工房さんに感謝いたします。

2009.11.2追記
こちらにMl-L3を使用しないリモコンモジュール製作の記事があります。
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Author:夜行虫
夜行虫とは天体撮影等、夜に出歩くのが多いことから名づけました。夜光虫の誤変換ではありません。海に潜ったり温泉浸かったりも趣味です。

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